カナで婚礼があって聖母マリアは親戚の聖スザンナの結婚式に参列しました。イエズスと聖ヨハネたちも婚礼に参列しました。
聖母マリアは４７歳６ヶ月３日齢でした。
イエズス・キリストは３０歳２ヶ月１５日齢でした。
婚礼のブドウ酒がなくなったので聖母マリアが言いました。（ヨハネ２：１-１１）
「もう、ブドウ酒がありません。」
イエズスが答えました。
「婦人よ、これについてわたしとあなたの考えは違います。わたしの時はまだ来ていません。」
　聖母マリアは給仕たちに言いました。
「何でもこの人の言う通りにしてください。」
　２階の結婚式場の壁際にユダヤ人たちが清めのために用いる水瓶が６つ置いてありました。それらは各々１００リットルほどの容量がありました。
イエズスが給仕たちに命令しました。
「それらの水瓶に水をいっぱい満たしなさい。」
　給仕たちが水瓶に水を満たしたのでイエズスが言いました。
「それを汲んで宴会の世話役に渡しなさい。」
　彼らが世話役に渡すと世話役がその味を試しました。
給仕たちはその液体を井戸から汲んだのでその液体は井戸水だと知っていました。
世話役は花婿を呼んで言いました。
「誰でも最初は良質のブドウ酒を振舞って酔いが回った頃を見計らって安いブドウ酒を出すものです。しかし、あなたは良質のブドウ酒をいままで取っておいたのですね。」
　イエズスは最初の奇跡をカナで行なって御自分の栄光を現わしました。